【基礎知識】CBCとは?CBDとの違いや効果・効能、使い方を解説

【基礎知識】CBCとは?CBDとの違いや効果・効能、使い方を解説

みなさんこんにちは、GEISHA BRANDの髙橋です。規制ラッシュが続く中CBD系について注目が集まってきました。そこで今回のG-MAGAZINEではCBD系のカンナビノイドのCBCについてピックアップし、解説していきます。

CBD系カンナビノイドは今後主流になっていくのが予想されるので、知識を今のうちにつけておきましょう。

 

本記事の目次
1.CBCとは?CBCの詳細について
2.CBCとCBDの違いについて
3.化学構造の違い
4.作用機序の違い
5.効果・効能の違い
6.それぞれの使用方法について
7.CBCの効果・効能について
8.CBCの使い方について
9.CBCの副作用について
10.最新の研究動向


【1.CBCとは?CBCの詳細ついて】

 CBC(Cannabichromene)は、大麻植物に含まれるカンナビノイドの1つであり、THCやCBDと並び、研究が進められている成分です。CBCには、抗炎症作用や抗菌作用、抗うつ作用などがあるとされ、注目を集めています。

 

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【3.CBCとCBDの違いについて】
 

CBCとCBDには、以下のような違いがあります。

CBCとCBDは、どちらも大麻植物に含まれるカンナビノイドですが、化学構造や作用機序、効果・効能に違いがあります。


【4.化学構造の違い】

 CBCは、THCやCBDと同じく、カンナビノイドの一種ですが、CBDとは構造が異なります。CBCは、酸化された形態で存在し、CBDよりも分子量が小さいため、脳内での作用が弱いとされています。


【5.作用機序の違い】

 CBCとCBDの作用機序も異なっています。CBCは、主にCB2受容体に結合し、炎症や痛みに対する効果を発揮するとされています。一方、CBDは、CB1受容体やセロトニン受容体に結合し、不安やうつ病などに対する効果が期待されています。

 

 


【6.効果・効能の違い】

CBCとCBDの効果・効能にも違いがあります。CBCは、抗炎症作用や抗菌作用、抗うつ作用などがあるとされています。一方、CBDは、抗痙攣作用や抗不安作用、鎮痛作用などが知られています。

 

 


【7.それぞれの使用方法について】

 CBCとCBDは、それぞれに使用方法があります。CBCは、炎症や痛みに対する効果が期待できるため、関節炎や筋肉痛、頭痛などに対して使用することができます。一方、CBDは、不安やうつ病、てんかん、緑内障などに対して使用することができます。

 

【8.CBCの効果・効能について】

 CBCには、以下のような効果・効能が期待できます


CBCの抗うつ効果について

抗うつ効果もCBCの注目すべき効能の一つです。抗うつ薬と同様の神経生物学的プロセスを介して、CBCはうつ病や不安障害に対して効果があることが示されています。

2010年の研究では、CBCがセロトニン受容体5-HT1Aのアゴニスト(活性化剤)であることが明らかになりました。セロトニンは、幸福感や満足感をもたらす神経伝達物質であり、不足するとうつ病や不安障害を引き起こすことが知られています。CBCがセロトニン受容体を刺激することで、セロトニンの放出を促進し、うつ病や不安障害を改善する可能性があるとされています。

また、CBCは、セロトニン受容体の他に、グリシン受容体α3とα1を刺激することも明らかになっています。グリシンは、神経系において抑制性の役割を果たす神経伝達物質であり、うつ病や不安障害にも関連しています。CBCがグリシン受容体を刺激することで、神経系の抑制を強化し、うつ病や不安障害を改善する可能性があるとされています。

さらに、CBCは、抗酸化作用や抗炎症作用を持つことから、神経細胞の損傷や炎症を抑制する効果が期待されています。うつ病や不安障害には、神経細胞の損傷や炎症が関与していることが知られており、CBCがこれらの病態に対して有効であるとされています。

 

CBCの抗癌作用について

最近の研究により、CBCが抗癌作用を持つことが明らかになってきました。CBCは、がん細胞の成長を阻害することが報告されています。

2011年に発表された研究では、CBCがマウスの腫瘍モデルでがん細胞の増殖を抑制することが報告されました。この研究では、CBCが、がん細胞に存在する遺伝子を一方、CBCは神経系に働きかけることでうつ病や不安障害にも効果を持つことが示唆されています。CBCが、セロトニン受容体やアドレナリン受容体に影響を与え、抗不安効果を示すという研究結果もあります。
また、CBCは抗癌作用もあるとされています。発がん細胞を抑制し、増殖を防止することができるため、がん治療にも有用なカンナビノイドとして注目されています。
さらに、CBCには睡眠改善効果もあるとされています。CBCは、体内時計を調整することで眠りの質を改善することができます。また、睡眠障害を引き起こす疼痛を緩和する効果もあるとされています。
以上のように、CBCには炎症や痛みに対する効果、抗菌効果、抗うつ効果、抗癌作用、睡眠改善効果があるとされています。しかし、これらの効果はあくまでも研究段階であり、確定的な結論はまだ出ていません。また、効果には個人差があるため、使用する際には適切な使用方法や使用量についてしっかりと確認し、注意して使用する必要があります。

 

 

 


【9.CBCの使い方について】


次に、CBCの使い方について説明します。
CBCを摂取する方法には、オイルやカプセルといった製品があります。オイルは、舌下に垂らして摂取することができます。カプセルは、飲み込むことができるようになっており、簡単に摂取できます。
CBCの正しい使用方法や使用量については、製品によって異なります。製品のラベルに記載されている使用方法や使用量を守ることが大切です。また、初めて使用する場合は、少量から始めて徐々に量を増やしていくことがおすすめです。

 


【10.CBCの副作用について】


CBCを使用する際に気になるのが、副作用です。CBCには、一部の人に対して眠気やめまい、口渇、頭痛などの副作用が報告されています。しかし、一般的には副作用が起こりにくいです。
これに加えて、CBCに関する最新の研究動向についても紹介していきましょう。

 


【11.最新の研究動向】

 


CBCに関する研究はまだ始まったばかりですが、現在のところCBCの抗炎症、抗うつ、抗がん、神経保護効果に注目が集まっています。以下に、最新の研究動向を紹介します。

1.抗炎症効果

2019年に発表された研究によると、CBCは動物モデルにおいて、炎症性腸疾患(IBD)に対して強い抗炎症効果を示すことがわかりました。また、同じ研究では、CBCはTHCやCBDと比較して、より強い抗炎症作用を示したことも報告されています。

2.抗うつ効果

2018年に発表された研究によると、CBCは動物モデルにおいて、抗うつ効果を示すことがわかりました。この研究では、CBCはセロトニン受容体の活性化によって、抗うつ作用を発揮することが示唆されました。

3.抗がん効果

2019年に発表された研究によると、CBCは乳がん細胞を含むがん細胞に対して、増殖を抑制することがわかりました。この研究では、CBCががん細胞の増殖を抑制するメカニズムについても解明され、CBCががん細胞のアポトーシス(細胞死)を誘導することが示されました。

4.神経保護効果

2015年に発表された研究によると、CBCはアルツハイマー病の発症を予防することがわかりました。この研究では、CBCがアルツハイマー病において神経細胞の損傷を防止することが示され、CBCが脳の神経細胞を保護することが示唆されました。
以上のように、CBCに関する最新の研究動向では、CBCの多様な健康効果が報告されています。

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